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栗田工業戦試合レポート

イーストリーグは終盤戦を迎え、ダイナボアーズは正念場を迎えた。

残す試合は3試合。

栗田工業、釜石シーウェイブス、日野自動車。

どのチームも強敵であり、イーストリーグの上位を走るチームだ。

そこにきて今回の栗田工業戦はダイナボアーズにとって大切な意味をもつ試合である。

栗田工業のこれまでの結果を見ると、日野自動車、釜石シーウェイブスに負けてはいるものの、接戦の末、両チームを大いに苦しめている。また、インパクトのある外国人選手をはじめ、一人一人のポテンシャルが高く、試合の主導権を握ると一気に攻め倒す力を持っている。

この相手に対し、ダイナボアーズが勝利することはもちろん、圧倒することでイーストリーグ制覇に向けての起爆剤となる。とにかく肝となる戦いだ。

 

予想通り前半から激戦が繰り広げられた。

幾度となく敵陣ゴール前まで攻め入るも、栗田工業の激しいディフェンスに阻まれ、なかなかトライまで取り切ることができない状況が続く。

この状況を打破したのは、FWの一丸となったスクラムであった。

前半9分に敵陣ゴール前でのスクラムをしっかりと押し込みNo8レヴァヴェ選手がインゴールへ力強く突破し先制トライを奪う。

しかし、粘り強い栗田工業のディフェンスは流れを簡単には渡さない。

激しいタックルから活路を見出し、前半は24分にターンオーバーしたボールをすぐさま攻撃へと切り替え、警戒していたWTBポルトリッチ選手に一気に走られトライを奪われる。(7-7)

負けじと直後の26分にキックオフボールを確保したダイナボアーズが勢いそのままに攻め込みBKへと展開。最後はWTBデイヴィス選手が走り込みトライを取り返す。(14-7)

この両チームのスピードスターの戦いは、見ている者たちを興奮させた。

目にも止まらないスピードで抜きさる姿から「ボールを持てば何かあるのではないか」とワクワクするこができ、見応えのある試合となっていた。

 

「隙あらば」のスタイルを貫く栗田工業は尚も粘り強く体を当ててくる。前半はまさに我慢比べの時間である。31分には敵陣まで攻め入るも、相手の激しいディフェンスによりこぼれたボールを栗田工業がターンオーバー。しぶとく繋ぎ最後はWTBポルトリッチ選手に同点トライを決められる。(14-14)

このトライに、栗田工業サイドは一気に沸き立ち反撃の狼煙を上げた。

だが、この状況に呑まれることなく我慢の時間を凌いだのが、今シーズンのダイナボアーズの強さだ。

芯があるからこそ、接戦でも動じることはない。

こちらも粘り強いディフェンスで、栗田工業のミスを誘発させ、流れを渡さない。

逆にこちらが勝っているフィジカルの部分で相手に最大限のプレッシャーをかけていく。

その結果、前半終了間際の41分。敵陣ゴール前のスクラムという前半最後のチャンスを迎え、FWが栗田工業を圧倒。最後まで押し切れはしなかったものの、No8レヴァヴェ選手がインゴールへとボールを抑え、21-14で前半を終了した。

 

我慢比べを制した後半。

後半はとにかく粘り強く、最後まで気を緩めくことなく戦い続けたダイナボアーズに軍配が上がる。

後半だけで一挙に5トライを上げ、相手に得点を許さなかった。(50-14)

キレイなトライは少なかったかもしれないが、とにかく相手が嫌がる程に体を当て続けた。

一歩でも前に行こうとする強い気持ちがボールを繋ぐ力になった。

スクラムになればペナルティーをもらうまで押し続けた。

ディフェンスラインを崩されても、1mでも前進を阻むために相手を掴み続けた。

一人一人が役割を全うしている姿勢にダイナボアーズのそこ力を感じる試合内容であった。

この戦いをモノにしたダイナボアーズは、間違いなく加速した。

立ち塞がる壁はあと二枚。

粉砕するのみだ。

BREAK THROUGH

 

 

 

佐藤監督コメント

栗田工業さんは力のあるチームであり、一番警戒している相手でした。

試合前の円陣で選手たちに「相手は80分間を諦めることなく戦うチーム。だからこそ、その気迫を上回る気持ちで相手を圧倒する。もう三菱とはやりたくないと思わせるぐらい戦ってこい。」と伝えました。

これを選手たちが80分間を通してやり切ってくれました。とても良い試合だったと思います。

前半は自分たちのミスから、栗田工業さんに得点を許してしまいましたが、普段やらないプレーから生まれたミスが原因の一つでもあります。

FWがセットプレーからプレッシャーをかけて敵陣へと繋げることができましたし、セットピースからBKがトライまで取り切ってくれました。

栗田工業さんの対策は練習からしてきましたが、もちろん試合では全く違うケースが生まれます。その中で選手たちが相手の動きを把握し、対応してくれたことに成長を感じました。

今回の試合では、スクラムで圧倒しチャンスを広げることができましたが、このスクラムだけに拘るのではなく、15人全員でトライまで繋げるラグビーを引き続き目指していきたいと思います。

次節は敵地での釜石戦となりますが、自分たちのラグビーをしっかりと遂行していきたいと思います。

皆様のご声援が私たちの力となっております。今回、栗田工業グラウンドでの開催となりましたが、多くの皆様にご声援をいただき、選手たちの励みとなりました。誠にありがとうございます。

次戦は敵地となる北上で釜石さんと戦います。

しかし、私たちは自分たちのラグビーを信じて戦うのみです。

遠方地となりますが、ぜひご声援の程、よろしくお願い致します。

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