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【試合レポート】九州電力キューデンヴォルテクス戦
予報では西日本から記録的な大寒波により大荒れになると騒がれていたが、花園ラグビー場は風が冷たいものの晴天に恵まれていた。
そしてバックスタンドに目を向けると緑色の応援団を中心に、多くのダイナボアーズファンが応援に駆け付けていた。
この声援が何よりも選手たちの追い風となり、勝利に向かって背中を押してくれている。
トップチャレンジ1の最終戦。九州電力ヴォルテクスとの一戦。
最終戦であるからこそ、そしてトップリーグ入替戦に繋げる為にも全員が気を引き締めてこの試合の準備を進めてきた。
また、前節の大阪府警戦では出場していなかったSOハミッシュ・ガード選手やCTBニコラス・ライアン選手、CTBテビタ・レポロ選手といった攻撃力に優れた外国人選手たちが先発出場することから、とにかく前に出る攻撃的なラグビーで相手を圧倒していくことを徹底。また、九州電力のキックを織り交ぜた巧みな攻撃を封じるべくディフェンスラインも整備してきた。
試合は、前半からダイナボアーズが主導権を握り敵陣で攻撃を仕掛けていく。前半6分敵陣22m付近からサインプレーで勢いよく切り込んできたFB青木がボールを受けると相手ディフェンスにできた一瞬の隙を突き突破。そのままインゴールへ飛び込み先制トライを奪うと、更に13分にはNO8ミロ・デイビット選手が持前の力強い突破を見せてトライ。
21分には九州電力の粘り強いディフェンスに敵陣でボールを動かすも前進を許されない状況から、流れを変えるべく相手ペナルティーからPGを選択。SH西舘主将がしっかりと決めて追加点を奪うことに成功する。
25分には、こちらのキック処理のミスからトライを奪われるものの、流れを渡すことなく、尚もダイナボアーズは攻め続け前半36分にSOハミッシュ・ガード選手が、前半終了間際の42分にはFL井坂選手がトライを積み重ね、九州電力を突き放す形で前半を終了した。(31-5)
前半は、相手ディフェンスを崩すべく一人一人が前に出てはボールを展開・繋ぎトライへの活路を見出し、ダイナボアーズらしいラグビーを披露することができていた。
後半も前半同様に自分たちのラグビーを徹底すべく前進をやめない。相手ディフェンスが前半に増して素早く前に出てくることを見逃さなかったSOハミッシュ・ガード選手が相手ディフェンスラインの裏に技ありのキック。このキックに反応していたWTBパトリス・オリビエ選手がバウンドしたボールを上手くキャッチし、そのままインゴールまで走り切った。後半開始早々5分のトライであった。
その後は九州電力が後半から投入していた勢いのある選手たちによって、粘り強く前に出てくるディフェンスが炸裂し、ダイナボアーズの前進を許さない。またミスも重なり後半19分には、こちらの攻撃からミスボールをターンオーバーされトライを許す。後半はこの簡単なミスにダイナボアーズは本来の力を発揮できず、苦しみ、流れを掴みきることができない。そんな隙を見逃さなかった九州電力は後半28分にまたもこちらのミスボールをターンオーバーしトライを重ねる。このままでは終われないダイナボアーズはリザーブ選手たちを全員投入し悪い流れを断ち切るべく、相手の裏をかく様なサインプレーを一旦は抑え、シンプルな攻撃パターンに切り替え、とにかくマイボールをキープ。
相手が消耗してきたところで一瞬の隙を見ていたSH芝本がサイドに出たボールをクイックで受け取ると、そのままサイドライン添いを激走。インゴール手前で相手ディフェンスに絡まれるものの、何とか振り払いダメ押しのトライを奪取した。(43-19)
このトライを最後にそのまま時間は過ぎ去り試合終了を告げるフォーンが鳴りノーサイド。
ミスが多くも、ダイナボアーズのラグビーを存分に発揮した試合内容だった。
この勝利の余韻に浸ることなく、選手たちは次なる戦いへと目を向けていた。
トップリーグ入替戦。NECグリーンロケッツとの戦いである。
この日の為に一生懸命戦ってきたのである。
ぜひ、試合会場にお越し頂き、トップリーグ昇格をかけた戦いを見守って頂きたい。
いざトップリーグへ!!!
佐藤監督コメント
相模原から遠く離れた花園ラグビー場のバックスタンドがダイナボアーズのサポーターで埋まりました。私たちには本当に心強い最高のサポーターがいます。
いつも勇気をもらえる応援ありがとうございます。
試合の方は普段ではあまり見られないイージーミスも多くあったのでここについては次の入替戦までに修正の必要があります。
来週はいよいよ入替戦です。チームが始動して44週間になりますが、ここまで積み重ねた全てを発揮して、チャレンジャーらしくNECさんに挑みたいと思います。
チーム全員でTNTで勝利を目指します!!
そしてバックスタンドに目を向けると緑色の応援団を中心に、多くのダイナボアーズファンが応援に駆け付けていた。
この声援が何よりも選手たちの追い風となり、勝利に向かって背中を押してくれている。
トップチャレンジ1の最終戦。九州電力ヴォルテクスとの一戦。
最終戦であるからこそ、そしてトップリーグ入替戦に繋げる為にも全員が気を引き締めてこの試合の準備を進めてきた。
また、前節の大阪府警戦では出場していなかったSOハミッシュ・ガード選手やCTBニコラス・ライアン選手、CTBテビタ・レポロ選手といった攻撃力に優れた外国人選手たちが先発出場することから、とにかく前に出る攻撃的なラグビーで相手を圧倒していくことを徹底。また、九州電力のキックを織り交ぜた巧みな攻撃を封じるべくディフェンスラインも整備してきた。
試合は、前半からダイナボアーズが主導権を握り敵陣で攻撃を仕掛けていく。前半6分敵陣22m付近からサインプレーで勢いよく切り込んできたFB青木がボールを受けると相手ディフェンスにできた一瞬の隙を突き突破。そのままインゴールへ飛び込み先制トライを奪うと、更に13分にはNO8ミロ・デイビット選手が持前の力強い突破を見せてトライ。
21分には九州電力の粘り強いディフェンスに敵陣でボールを動かすも前進を許されない状況から、流れを変えるべく相手ペナルティーからPGを選択。SH西舘主将がしっかりと決めて追加点を奪うことに成功する。
25分には、こちらのキック処理のミスからトライを奪われるものの、流れを渡すことなく、尚もダイナボアーズは攻め続け前半36分にSOハミッシュ・ガード選手が、前半終了間際の42分にはFL井坂選手がトライを積み重ね、九州電力を突き放す形で前半を終了した。(31-5)
前半は、相手ディフェンスを崩すべく一人一人が前に出てはボールを展開・繋ぎトライへの活路を見出し、ダイナボアーズらしいラグビーを披露することができていた。
後半も前半同様に自分たちのラグビーを徹底すべく前進をやめない。相手ディフェンスが前半に増して素早く前に出てくることを見逃さなかったSOハミッシュ・ガード選手が相手ディフェンスラインの裏に技ありのキック。このキックに反応していたWTBパトリス・オリビエ選手がバウンドしたボールを上手くキャッチし、そのままインゴールまで走り切った。後半開始早々5分のトライであった。
その後は九州電力が後半から投入していた勢いのある選手たちによって、粘り強く前に出てくるディフェンスが炸裂し、ダイナボアーズの前進を許さない。またミスも重なり後半19分には、こちらの攻撃からミスボールをターンオーバーされトライを許す。後半はこの簡単なミスにダイナボアーズは本来の力を発揮できず、苦しみ、流れを掴みきることができない。そんな隙を見逃さなかった九州電力は後半28分にまたもこちらのミスボールをターンオーバーしトライを重ねる。このままでは終われないダイナボアーズはリザーブ選手たちを全員投入し悪い流れを断ち切るべく、相手の裏をかく様なサインプレーを一旦は抑え、シンプルな攻撃パターンに切り替え、とにかくマイボールをキープ。
相手が消耗してきたところで一瞬の隙を見ていたSH芝本がサイドに出たボールをクイックで受け取ると、そのままサイドライン添いを激走。インゴール手前で相手ディフェンスに絡まれるものの、何とか振り払いダメ押しのトライを奪取した。(43-19)
このトライを最後にそのまま時間は過ぎ去り試合終了を告げるフォーンが鳴りノーサイド。
ミスが多くも、ダイナボアーズのラグビーを存分に発揮した試合内容だった。
この勝利の余韻に浸ることなく、選手たちは次なる戦いへと目を向けていた。
トップリーグ入替戦。NECグリーンロケッツとの戦いである。
この日の為に一生懸命戦ってきたのである。
ぜひ、試合会場にお越し頂き、トップリーグ昇格をかけた戦いを見守って頂きたい。
いざトップリーグへ!!!
佐藤監督コメント
相模原から遠く離れた花園ラグビー場のバックスタンドがダイナボアーズのサポーターで埋まりました。私たちには本当に心強い最高のサポーターがいます。
いつも勇気をもらえる応援ありがとうございます。
試合の方は普段ではあまり見られないイージーミスも多くあったのでここについては次の入替戦までに修正の必要があります。
来週はいよいよ入替戦です。チームが始動して44週間になりますが、ここまで積み重ねた全てを発揮して、チャレンジャーらしくNECさんに挑みたいと思います。
チーム全員でTNTで勝利を目指します!!
文:竹花 耕太郎