| チーム
【試合レポート】宗像サニックスブルース戦
敵地、福岡レベルファイブスタジアム選手ロッカーでは、決戦を前にウォーミングアップを終え、これから始まる戦いに集中力を高める選手たちの熱気に溢れていた。
この雰囲気は表現できない程に胸の高鳴りを感じる。
宗像サニックスブルースは、記憶に新しいラグビーワールドカップ南アフリカ戦において逆転トライを奪ったWTBカーン・ヘスケス選手を筆頭に名立たる外国人選手、身体能力の高い選手たちが揃っており、このトップチャレンジ1では大一番となることを想定していた。
前半、ダイナボアーズのキックオフで試合開始。
とにかくパワフルな攻撃をしかけてくるサニックスを相手にシステムを守り、低いタックルで相手の前進を阻止し続けることが肝要である為、一人一人の意識が大切となってくる。
序盤はよく耐え、攻撃の場面とならばSO青木を中心に積極的にボールを動かしていった。
前半8分に自陣ゴール前での連続攻撃から先制トライを奪われるものの、落ち着いて自分たちのラグビーを継続。相手のペナルティーも徐々に多くなり、PGで3点を獲得。また、22分にはまたも敵のペナルティーから敵陣ゴール前でのマイボールライアウトと大チャンス。この好機を逃すことなくFWの選手たちはモールを形成。一丸となったモールは勢いそのままにインゴールへと突き進んだ。最後はSH西舘がボールを押さえ込み逆転のトライ。(10-7)
追い風に乗ったダイナボアーズは尚も攻め続けるが、強敵サニックスは落ち着いていた。
逆転直後の25分、突破力のある外国人選手を起点とした攻撃で、こちらのディフェンスシステムを翻弄。そのままBKに展開され再逆転を許してしまった。(10-14)
その後、サニックスの攻撃は続き、こちらは守りに転じなければならない状況が増えていた。それでも選手たちは粘り強いディフェンスでインゴールをよく守っており、前半終了間際には自陣ゴール前に釘づけにされるも、全員が前を向き遮二無二突撃してくる相手を体を張って阻止し続けた。結果、前半を10-14のまま、折り返すことに成功。攻められてはいたもののチームの雰囲気も悪くはなかった。
後半はサニックスのキックオフで試合開始。序盤からキックを織り交ぜた攻撃を仕掛け、相手陣でのラグビーを試みるダイナボアーズはとにかく前へ出続けた。その結果、相手の反則を誘い、後半8分にPGを成功(13-14)
得点差を縮めることで相手へ最大限のプレッシャーをかけ、こちらのペースへと引き込んでいった。
しかし、ここでサニックスベンチに動きがあった。
リザーブに控える選手5名を一気に交代。その中にはWTBカーン・ヘスケス選手も含まれている。
もちろん後半から投入されてくることは想定していたが、この交代で大きく戦況が変わったことは事実であった。ダイナボアーズにとってみれば大きな痛手である。
この交代から奮起したサニックスの猛攻撃が開始。WTBヘスケス選手へとボールが渡ると前評判そのままに躍動。ダイナボアーズディフェンスを貫き、起点となりトライを奪われていった。ダイナボアーズも必至のディフェンスに転じるも、相手の攻撃に対して人数をかけて守る状況が続き、相手にスペースを与えてしまう。そこへスピードのあるBK陣に走られトライを献上。17分には反則の繰り返しによりCTB安井がシンビンにて一時退場を宣告されたこともあり、後半12分から35分の23分間に6トライを奪われてしまった。
後半37分、何とかトライを奪いたいダイナボアーズはSO安藤栄次がキックオフのボールを浅く蹴り込み、そこへ走り込んだCTB安井がボールをターンオーバー。その後ボールを持ったCTBテビタが相手ディフェンスをこじ開け、意地のトライを奪ったが時遅し。18-48と差を広げられてのノーサイドを迎えた。
トップチャレンジ1の大事な初戦、宗像サニックスブルース戦において出鼻をくじかれたダイナボアーズ。
それでも前を向く。向かなければならない。
この試合に学び、奮起し入替戦への糧とするため下を向く者など誰一人いない。
今日からまた練習するのみだ!!
佐藤監督コメント
明けましておめでとうございます。本年も宜しくお願いします。
ダイナボアーズの2016年最初の試合はゲームプラン的にも選手のメンタリティも良い準備が出来たと思いますが、終わってみれば18-48と残念な結果となりました。
大事なことはこの試合から何を学び、何を次に活かすかです。
これから先の相手には同じミスをすることは出来ません。
最後に相模原、下関、長崎、福岡の三菱重工グループの社員をはじめ多くの方にご声援に来ていただきましたことにお礼を申し上げます。
次の試合ではこの敗戦を経て更に成長したダイナボアーズをお見せできるように頑張ります。
文:竹花 耕太郎
この雰囲気は表現できない程に胸の高鳴りを感じる。
宗像サニックスブルースは、記憶に新しいラグビーワールドカップ南アフリカ戦において逆転トライを奪ったWTBカーン・ヘスケス選手を筆頭に名立たる外国人選手、身体能力の高い選手たちが揃っており、このトップチャレンジ1では大一番となることを想定していた。
前半、ダイナボアーズのキックオフで試合開始。
とにかくパワフルな攻撃をしかけてくるサニックスを相手にシステムを守り、低いタックルで相手の前進を阻止し続けることが肝要である為、一人一人の意識が大切となってくる。
序盤はよく耐え、攻撃の場面とならばSO青木を中心に積極的にボールを動かしていった。
前半8分に自陣ゴール前での連続攻撃から先制トライを奪われるものの、落ち着いて自分たちのラグビーを継続。相手のペナルティーも徐々に多くなり、PGで3点を獲得。また、22分にはまたも敵のペナルティーから敵陣ゴール前でのマイボールライアウトと大チャンス。この好機を逃すことなくFWの選手たちはモールを形成。一丸となったモールは勢いそのままにインゴールへと突き進んだ。最後はSH西舘がボールを押さえ込み逆転のトライ。(10-7)
追い風に乗ったダイナボアーズは尚も攻め続けるが、強敵サニックスは落ち着いていた。
逆転直後の25分、突破力のある外国人選手を起点とした攻撃で、こちらのディフェンスシステムを翻弄。そのままBKに展開され再逆転を許してしまった。(10-14)
その後、サニックスの攻撃は続き、こちらは守りに転じなければならない状況が増えていた。それでも選手たちは粘り強いディフェンスでインゴールをよく守っており、前半終了間際には自陣ゴール前に釘づけにされるも、全員が前を向き遮二無二突撃してくる相手を体を張って阻止し続けた。結果、前半を10-14のまま、折り返すことに成功。攻められてはいたもののチームの雰囲気も悪くはなかった。
後半はサニックスのキックオフで試合開始。序盤からキックを織り交ぜた攻撃を仕掛け、相手陣でのラグビーを試みるダイナボアーズはとにかく前へ出続けた。その結果、相手の反則を誘い、後半8分にPGを成功(13-14)
得点差を縮めることで相手へ最大限のプレッシャーをかけ、こちらのペースへと引き込んでいった。
しかし、ここでサニックスベンチに動きがあった。
リザーブに控える選手5名を一気に交代。その中にはWTBカーン・ヘスケス選手も含まれている。
もちろん後半から投入されてくることは想定していたが、この交代で大きく戦況が変わったことは事実であった。ダイナボアーズにとってみれば大きな痛手である。
この交代から奮起したサニックスの猛攻撃が開始。WTBヘスケス選手へとボールが渡ると前評判そのままに躍動。ダイナボアーズディフェンスを貫き、起点となりトライを奪われていった。ダイナボアーズも必至のディフェンスに転じるも、相手の攻撃に対して人数をかけて守る状況が続き、相手にスペースを与えてしまう。そこへスピードのあるBK陣に走られトライを献上。17分には反則の繰り返しによりCTB安井がシンビンにて一時退場を宣告されたこともあり、後半12分から35分の23分間に6トライを奪われてしまった。
後半37分、何とかトライを奪いたいダイナボアーズはSO安藤栄次がキックオフのボールを浅く蹴り込み、そこへ走り込んだCTB安井がボールをターンオーバー。その後ボールを持ったCTBテビタが相手ディフェンスをこじ開け、意地のトライを奪ったが時遅し。18-48と差を広げられてのノーサイドを迎えた。
トップチャレンジ1の大事な初戦、宗像サニックスブルース戦において出鼻をくじかれたダイナボアーズ。
それでも前を向く。向かなければならない。
この試合に学び、奮起し入替戦への糧とするため下を向く者など誰一人いない。
今日からまた練習するのみだ!!
佐藤監督コメント
明けましておめでとうございます。本年も宜しくお願いします。
ダイナボアーズの2016年最初の試合はゲームプラン的にも選手のメンタリティも良い準備が出来たと思いますが、終わってみれば18-48と残念な結果となりました。
大事なことはこの試合から何を学び、何を次に活かすかです。
これから先の相手には同じミスをすることは出来ません。
最後に相模原、下関、長崎、福岡の三菱重工グループの社員をはじめ多くの方にご声援に来ていただきましたことにお礼を申し上げます。
次の試合ではこの敗戦を経て更に成長したダイナボアーズをお見せできるように頑張ります。
文:竹花 耕太郎