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日野自動車戦試合レポート

トップチャレンジリーグは中盤戦に入り、ダイナボアーズにとっての大一番を迎えた。

決する相手は、ここまで順調に勝ち進んできている日野自動車レッドドルフィンズ。

急速にチーム強化を進め、トップリーグ昇格はもちろん、打倒三菱を掲げ今季も快進撃を続けてきた。

ダイナボアーズにとってもこの戦いはトップリーグ自動昇格を掴むためには、絶対に譲れない戦いであり、負けられないというプライドもあった。

戦いは予想通りの激戦となった。

台風の影響を受けた大荒れの天候も勝敗を大きく左右したが、それは両チーム同じこと。

自分たちの強みをしっかり生かした日野自動車。

逆に出し切れなかったダイナボアーズ。

最後の最後まで粘り続けた日野自動車。

最後の最後を詰め切れなかったダイナボアーズ。

これが「現時点でのダイナボアーズ」であることを突きつけられた。


 

 

前半、先制攻撃をしかけたのはダイナボアーズであった。

大雨により、グラウンド状態は非常に悪く、キックしたボールは弾むことなく、地面に着地するなりピタッと止まってしまう状況のなか、両チームともにキックを使いエリアの奪い合いを繰り広げた。

前半7分、敵陣に入ってからテンポよくボールを運んだダイナボアーズは敵陣22m中央付近で相手ペナルティーからPGを決め、先制点を奪うことに成功。(3-0)

しかし、そこから日野自動車にフェーズを重ねる攻撃からエリアを奪われ、自陣での攻防が続く。また、前に出ようとするディフェンスはオフサイドの反則を受け、規律の面についても自分たち自身で苦しい試合展開としていた。

前半14分。日野自動車は敵陣22m付近でのスクラムからBKへ展開し、ディフェンスラインを交わされると要注意選手としてマークしていた相手FBギリース・カカ選手に突破されトライを奪われる。(3-7)

しかし直後の17分。相手のキックからカウンター攻撃をしかけ、HO安江祥光がビックゲイン。勢いそのままにテンポ良く相手ゴール前まで前進し、最後はPRアルバート・アナエが持前の突破力を見せ逆転に成功した。(8-7)

その後、両チーム一本ずつPGを決め(11-10)のまま一進一退の攻防が繰り広げられたが、均衡を破ったのは日野自動車。

前半37分ハーフライン付近ラインアウトから日野自動車が連続攻撃で前進。BKに展開され、またもFBギリース・カカ選手にディフェンスを崩され、ゴール前にキックされると、勢いよく飛び込んできた日野自動車にトライを決められる。(11-17)

前半は日野自動車がリードし、後半戦へと突入した。



 

後半は両チームともに熱の入った戦いが繰り広げられた。泥まみれになりながら果敢に戦う選手たちから、感動を受けた者も多くいたことだろう。手に汗にぎる展開に一瞬の油断も許されなかった。

先にトライを奪ったのはダイナボアーズ。

後半31分、敵陣ゴール前においてとにかくFWが連続ラックでゴールラインを目指す。泥まみれの肉弾戦となり、最後はNo8ファイフィリ・レヴァヴェがインゴールへボールを押さえ込み意地のトライを奪取(16-17)

逆転にはならなかったものの、日野自動車を追い立てる。

しかし、後半40分。勝敗を決める時間がやってきた。

日野自動車がチーム強化をはじめてから拘り続けているスクラムにおいて、ダイナボアーズは組み負け、痛恨のペナルティー。自陣ゴール前での攻防となり、ペナルティーを重ね、ゴールラインを背負う局面に。日野自動車は拘り抜いてきたスクラムからチャンス生み出し勝利に繋げるトライを生み出した。(16-22)

ダイナボアーズも最後の最後まで戦い抜いた。ロスタイムに入り敵陣ゴール前での攻防においてFWはとにかく前に出続けた。フィジカルで負けてなるものか。果敢に攻め込むが勝機に沸く赤い壁を破ることはできなかった。

 

この敗戦は1stステージの上位争いから遠のいた結果になったことは間違いない。

しかし、目が覚めるようなストレートパンチをもらい、片膝をついた現状にそのまま倒れ込む者はいるのだろうか。

ダイナボアーズは立ち上がる。

やられたたら、やりかえす。

それだけだ。



 

 

佐藤監督コメント

はじめに悪天候のなか試合会場にお越しいただき、大声援を送っていただきました、両チームのサポーターの皆様に心から感謝いたします。

今回の日野自動車さんとの戦いは、ダイナボアーズにとって重要な試合になることから、80分間をとにかく我慢し続け、少ないチャンスをモノにできるよう、準備を進めてきました。選手たちは80分間を通し、体を張り続け最後までファイトしてくれました。

後半最後のスクラムからトライを奪われたプレーに尽きると思います。

また、フィジカルを強みに近場を攻めるダイナボアーズに対し、日野自動車さんのボールを動かす試合運びといった、両チームの色が出た戦いだったと思います。

まだ、日野自動車さんとは戦う機会がありますので、2ndステージでは更にチームを成長させ、必ず勝ちたいと思います。

引き続きダイナボアーズへのご声援を何卒よろしくお願い致します。

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