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【試合レポート】秋田ノーザンブレッツ戦

10月9日(日)

朝晩の冷えこみと色づき始めた木々を見ると秋らしさを感じるとともに、ラグビーシーズンが本格的になってきたことを実感する。

窓の外を見ると相変わらずの雨。

「お昼にはあがる予報となっているが・・・」疑いたくなるほど真っ黒な雨雲に包まれていた。

グラウンドを見ると翌日の試合に向けて相模原ラグビースクールの子どもたちは、そんな雨などお構いなしに練習に励んでいた。それどころか、激しい雨によりできた水たまりに向かってセービング練習を始める程の逞しさだ。

いつかこの子どもたちがダイナボアーズの選手として、そして日本を代表する選手として世界で戦うラガーマンになってくれることを期待している。

トップイーストリーグDiv1は、先週、岩手国体があったこともあり、一週間時間が空き、今試合で第4節目を迎えた。

対するは相手は秋田ノーザンブレッツ。

秋田ノーザンブレッツはその名の通り、秋田市を拠点とするチームで、昨シーズンよりダイナボアーズに加入している小川知樹選手の古巣である。

そんな縁もあってか、ここまで調子をグングン上げてきた小川選手はこの試合に今シーズン初リザーブとして出場が決まっている。

「相手は関係なく、自分が求められているプレーをしっかりとグラウンドで出していきたい。」

そう意気込む小川選手は前半からチャンスがめぐってくることとなる。

 

選手たちがグラウンドに出る頃には予報通り雨は止んでいたものの、グラウンドには水が残り、かなり不安定な状態であった。

アップが終わる頃には選手たちは既に試合が終わったのではないかという程にびしょ濡れ、泥んこになっていた。

 

ダイナボアーズのキックオフで試合開始。

雨だった前節のセコムラガッツ戦同様に走りにくい状況は同じ。だからこそ正確なプレー、堅実なプレー、コアスキルが要求される。セコム戦ではトライをとり急ぐあまりそこが欠けていた。今回は前節の反省を挽回する絶好のチャンスである。

ダイナボアーズのキックオフで試合が開始されると、敵陣目掛けて激しいタックルでプレッシャーをかけアッという間にターンオーバー。すぐさま攻撃をしかけるダイナボアーズはフェイズを重ね確実にゲインラインを越えていく。相手ディフェンスが完全に崩れたところで外の空いたスペースへFL堀越選手が飛び込み先制トライを奪った。

続く6分にも敵陣10m付近でのラインアウトからBKへ展開。サインプレーで勢いよく走り抜けてきたスピードスターWTBデイヴィス選手へとボールが渡り、一瞬にして相手を抜き去りトライを奪取。序盤から主導権を握ったダイナボアーズはその後もマイボールをキープし14分にもWTBデイヴィス選手がトライを重ねる。

31分に秋田ノーザンブレッツを古巣とする小川選手がLOトーマス優選手と交代し、グラウンドに投入されると直後の20分にSOガード選手のキックパスをキャッチしたWTBデイヴィス選手がタッチライン際にて外へ出されまいと投げたボールをWTB茅原選手がキャッチ。そのままインゴールへと突き進みトライを奪うと、試合終了間際の38分にもWTBデイヴィス選手がこの日3トライ目となる大活躍を見せ、29-0で前半が終了した。

 

後半も勢い止まらず、開始早々の5分に敵陣22m付近においてSOガード選手がゴール前に空いたスペースへ技ありのキックを転がすと、素早く反応したCTB安井選手が上手くボールをキャッチしそのままインゴールへ飛び込んだ。

このトライをきっかけに後半もダイナボアーズがしっかりマイボールをキープ。相手の攻撃に対してもディフェンスシステムを崩すことなく、落ち着いて止めていた。

また、この試合でポイントとなった場面として、後半35分、秋田ノーザンブレッツのマヌエリ選手に自陣10m付近においてディフェンスラインを突破されゴール前まで独走を許したシーンがあったが、諦めることなく戻ったWTB茅原選手とサポートについたSO渡邉選手、HO安藤選手の執念のタックルにより相手がボールを落とし、インゴールラインを越えさせることを許さなかった。

何よりも最後まで諦めない、絶対にトライを許さないという信念がプレーに出たことがダイナボアーズにとって収穫となり、無失点で相手を封じることができた要因となった。

 

一人のビックプレーではなく、繋いで繋いでフィニッシュまで持っていくダイナボアーズらしい攻撃が随所に見られたこと。また、ボールが滑る、足元が滑る状況においても堅実にマイボールをキープし、前節の反省をしっかりとカバーすることができた。

この小さな積み重ねこそが選手たちの自信となり、プライドになっていく。

次節もまた、強くなったダイナボアーズに期待したい。

 

 

 

佐藤監督コメント

セコム戦が終わってから今回の試合まで2週間空きました。この時間が私たちにとって貴重な時間となり、内容の濃い練習ができました。危機感もありましたし、もっと上へという意識も全員が持つことができたと思います。きつい練習だったかもしれませんが、選手たちはよく頑張ってくれました。

その成果・準備が存分に発揮できた試合内容だったと思います。

今回、ダイナボアーズのアタックテーマは「我慢」です。

前節と同様に悪天候の中ではありましたが、テーマの通り、選手たちはボールキープの意識が高く、分析結果を見てもオフロードの数は秋田さんが7回、ダイナボアーズは3回と堅実にボールをキープしていく意識が見られます。

また、7フェイズ以上重ねてとったトライが全9トライ中、4トライとこちらについても前節のセコム戦の反省を生かし選手たちは攻守ともに泥臭いプレーで最後まで戦ってくれました。

今回のように相手は関係なく、自分たちに常にフォーカスを向けてレベルを落とさずに今後の試合も圧倒していきたいと思います。

次節はヤクルトさんとの試合になりますが、今まで通りのゲームプランでより完成度の高いプレーを遂行していきたいと思います。

今回も足元が悪い中、多くのダイナボアーズファンの皆様にグラウンドまでお越しいただきご声援をいただきました。皆様の声援があってこそのダイナボアーズです。

引き続きイーストリーグ全勝優勝目指して頑張りますので、ご声援をよろしくお願い致します。

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